すべてはステージのために

始まった瞬間、「これは、見ていいの?」って思ってしまう光一さんの姿。
それくらい、衝撃的に心臓がうっ、となってしまいました。


綺麗な目。
カメラを見ない。
真摯。
でも固執しない。
強いのに、儚い。
自信。
でも決して過信にならない自分への距離感。
優しい。
厳しい。
かわいい。
綺麗。




SHOCK本編では泣かないのに、裏側を見て泣いてしまうなんて何かズルい感覚だな自分と思いつつ目が潤んだままの50分。
ラダーで歯をくいしばる光ちゃんには毎回「はうぅ・・・」となるものの、あんなに成功させることが難しいことなんだって全く思っていませんでした。


すべてが、うまくいくことは観客にとっては当たり前でも、作る側にはとんでもないことなんだな・・・・きっと何だって作品はそういうもんなんだな・・・・。
それでも、出したものは「好き、嫌い、べつに、」とかそんな言葉で片付けられちゃうかも知れないんだな・・・・・。





光一さんのあの仕事への姿勢と言うのは、持って生まれた資質もあると思うけど
剛さんという芸能の天才(あ、ファンの思い込み許してくだせえ)の隣で
生きて行くことを決めた、決められたことがやっぱり大きいと思う。
好き勝手な妄想だけど・・・・。


どう考えても、芸能を志す人がゴマンといて、剛さんはその中ですっげーずるい存在である。もちろん、剛さんだって胡座かいて内輪あおいでそこに居られるわけではない。けど、あの存在は持って生まれ過ぎてる。

何となく前から思っているけど、剛さんは悩み多く、色々なことを過敏に感じて生きている人だけど、きっと「人と比べて自分が劣っている」という誰でも持ち得るポピュラーなコンプレックスを抱いたことがないように思う。
(勝手に私がそう思うだけ。)



そのように、持って生まれちゃった剛さんの隣で、光ちゃんは卑屈になる様子もなく、とにかく本人も言うように「与えられたことを、一生懸命やって」きた。
そのことの美しさ。
自分に驕ることも卑下することもなく。
どんなに才能に恵まれた剛さんでも、でも、だからこそ、凸凹がある。
その様子を隣で一番に感じながら。
共依存とさえ言える時期を過ごしながら。


と、人様の人生ながらあまりの二人のドラマチックさにまたふるふるとして来てしまうわたくしでした。


いや、また書いてるうちに酔ってきちゃったな(笑)
本当のことなんて、もちろん分かりません。
でも、あんな二人が自分の足で立って、それでも揃えば至上の笑顔を見せてくれる今があるって幸せじゃないか。すごいことじゃないか。


大好きだー!!
そして今夜の兄弟が楽しみだ。どきどき。