2月4日のメモ

金曜のカーネーションにて周防さんの息災が知れてから、テーラー周防物語が止まらないんですがー!



舞台は『テーラー周防』。
店主は周防さんの息子さん。



で、メインの物語はテーラーに服を作りにくる人たちとのささやかなるエピソードなわけです。(ありがちキター)
テーラー周防のやんごとなき一日。
祝うための服、悼むための服、威嚇するための服、・・・・等々。




とてもいいお店なんですね。
でも、お店の成り立ちは曰く付き・・・・。



彼の父親が、道ならぬ恋の相手からもらったお店。
いくら「買った」という形でお金を払っていったとはいえ、消えない、大きな事実。
きっと、ずっと、周防家に抜けない楔としてあった存在、そういうお店。



ということで、たまに、チラッとそういう過去の曰くが物語をかすめたりするわけです。(チラリズム
巻末の番外編で、少年時代をやったりするわけです。



きっとアンニュイ周防さんはずーっとアンニュイだったと思うからそういう父親への反発心もあってポンポン物言う方。
優しい。
優しいけど優しさが人を傷つけるところを父親をみて知っているので隠す方。
店を継ぐなんて、きっと若い頃は考えられなかったはず。
ずっと受け入れられなかったかも知れない。
なんてったって糸ちゃんは有名人だから、ずーっとその噂話からは抜けられなかった。


もし、父と彼女がずっと続いていたら、父がお店を「もらった」ままだったら、ただ憎めばよかった。
それも出来ない。
やさしい父親は戻って来た。
こころの一部を置いたまま。(周防さんはアンニュイなのでひきずる・笑)


という、複雑にひねくれた店主周防(もちろんいい男だー!)がこれまたひねくれたお客様たちと交わす一着の洋服をめぐる物語なんですーー!!
ラノベ風でもいけそうだ。
ビブリア古書堂みたいな表紙ね(笑)未読なのに簡単に言いました。



ただお母様のこととなると、そうそう易々と想像出来ない・・・。
でもお母様エピは絶対外せませんものなあ・・・・。
わたしが思うのは、あんなアンニュイな旦那を取られたことより、自分の足で立って生きてる、女手一つで店やって、あまつさえ愛人に店持たす程の甲斐性まである、そういう生命力のかたまりみたいな女性がいること、そのことの方が羨ましくて羨ましくて、悔しくて悲しかったんじゃないかな〜・・・って。


周防さんのインタビューでも、きっと周防の奥さんは戦争の前は糸子のような元気いっぱいの人だったんじゃないかと語ってるし。





はあー。誰か書いてくれないだろうか・・・・・・・・。